KIR 沿革

 

・出身母体京機会MOTセンター(KMC)時代のKIR関連活動

 

2006年

・11月1日 京機会(京都大学機械系教室同窓会)関西支部傘下の任意団体として設立。

・京都リサーチパーク(株)(KRP社)との協業で成長企業支援のための各種セミナーを実施 (資金調達、マーケット開拓など)

2007年

・中国・大連市政府訪問して、製造工場実態調査、交流

・KRP社とのとの協業で成長企業支援のための各種セミナーを実施
(現場管理、発表の仕方など)

・ テクノロジーシードインキュベーション社(TSI)より傘下企業の
経営支援業務受託

2008年

・KRP社との共催で、自動車関連企業向けビジネスマッチング実施

・KRP社との協業で成長企業支援セミナーを実施

・個別企業向け事業支援(市場調査・技術評価など) 5件

2009年

・KRP社との共催による鉄道産業分野対象ビジネスマッチングを実施

・エネルギー・環境をテーマとしたビジネスマッチングを実施

・個別企業向け技術支援など適宜KRPとの協業で各種セミナーを実施 (開発戦略等について)

2010年

・KRP社(株)との共催で、精密加工生産技術と検査技術をテーマに
ビジネスマッチングを実施。

・TSI社より、大阪市工業技術研究所の共同研究企業の発掘を受託

・TSI社より、企業の経営支援について、協力要請あり。コンサルタント
紹介、経営指導を実施

・NPO法人京都イノベーション・リソースの設立を決定。

 

  • NPO法人設立以後の活動

2011年 5月 特定非営利活動法人 京都イノベーション・リソース設立

・KRP社(株)と共催で自動車部品メーカをテーマにビジネスマッチング

・京都大学機械系研究室シーズ集 発行(別掲)

2012年

・大阪府受託ビジネスマッチング事業 実施(好評裏に終了)

・第6回KRP-KIRイノベーションマッチング開催

・神戸市産業振興財団の「神戸オープンイノベーションプラットフォーム
構築事業」(KOIPと略称)として、まず大手企業2社のニーズに対するシーズ提案指導・支援を実施。

2013年

・大阪府人気産業活用ビジネスマッチング事業 実施(好成果で終了)

・第7回KRP-KIRイノベーションマッチング開催 (電子産業 特定企業ニーズ)

・神戸市産業振興財団の「KOIP事業」第2年目として、中小企業を指導・支援。

2014年

・大阪府「新分野・ニッチ市場参入事業化プロジェクト支援事業」を代表企業イオンテクノセンター(ITC)と共に受託し、中小企業の事業化支援を開始。

・第8回KRP-KIRイノベーションマッチング開催 (電子産業 特定企業ニーズのビジネスマッチング)実施。

・神戸市産業振興財団の「KOIP事業」第3年目として、家電、建機大手の2社のニーズに対する神戸中小企業とのマッチング支援。

2015年

・大阪府「新分野・ニッチ市場参入事業化プロジェクト支援事業」を継続して、代表企業テクノロジーシードインキュベーション(TSI)社と共に受託し、中小企業の事業化支援を本年度も継続実施。

・大阪府「オープンイノベーション海外展開」(トルコ企業とのマッチング)府のトッププロモーションを受けて、トルコ2大家電企業と府下の企業との技術・部品のビジネスマッチングを実施。海外企業とのコミュニケーションを含めて種々の課題を克服し、成果を上げた。

・第9回KIR-KRPイノベーションマッチング開催
電子産業 特定企業ニーズの生産技術・新製品関係の技術のビジネス
マッチングを実施。

・個別企業支援として、電機メーカの電磁流体使用の新技術のマーケッティングサーベイ、および中小企業の製品開発の支援業務をTSI社と共同で行った。

・神戸市産業振興財団の「KOIP事業」第4年目として、神戸航空機クラスター活動を支援。航空機部品の機械加工分野進出を目指した提案活動をサポート。

2016年

・新たな試みとして、昨年度から検討・準備してきた「産学連携事業」として、炭素繊維複合材料CFRP素材に関する大学・研究機関関係者を招聘して「テクノシンポジウム(CFRP)」を5月と2017年2月に行って、産学連携
事業の新たなスタートをきりました。

・大阪府「新分野・ニッチ市場参入事業化プロジェクト支援事業」を継続して、代表企業テクノロジーシードインキュベーション(TSI)社と共に受託し、中小企業の事業化支援を本年度も継続実施。

・第10回KIR-KRPイノベーションマッチング開催
電子産業 特定企業ニーズの生産技術・新製品関係の技術のビジネス
マッチングを実施。

・個別企業支援として、某社の電磁石の新技術のマーケッティングサーベイ、および大阪府の「新分野・ニッチ市場参入事業化プロジェクト支援事業」のフォロー業務の支援等も行った。

・神戸市産業振興財団の「KOIP事業」第5年目として、神戸市水素クラスター勉強会メンバーの内5社についてこの分野への進出に向けた一からの取組みを支援。

2017年

・「産学連携事業」として進めてきた「テクノシンポジウム(CFRP)」の第3回目のシンポジウムを2017年2月に実施。
この関連で、京橋ブリッジ株式会社を事業管理機関とするCFRPの鋼製
橋梁物の保守・補強工法への適用という課題での、サポインへの応募の準備作業を行いました。

・大阪府「新分野・ニッチ市場参入事業化プロジェクト支援事業」を継続して、代表企業テクノロジーシードインキュベーション(TSI)社と共に受託し、中小企業の事業化支援を本年度も継続実施。

・オープンイノベーション支援事業(メルマガ配信)を元ナインシグマ社の横山氏との連携で欧米3社が行っている世界のニーズリストを日本語にて配信し、中小企業のオープンイノベーション支援を事業化しようと1月から開始しました。 残念ながら会員獲得が出来ず、事業化を断念致しました。

・神戸市産業振興財団の「KOIP事業」第6年目として、神戸市水素クラスター勉強会メンバー企業を対象に、販路開拓・拡大を図る活動に取り組みました。

2018年

・「産学連携事業」として進めてきた「テクノシンポジウム」は、CFRP
関係を一旦終了。 新しい分野として水素エネルギーを取り上げ、第1回の「水素エネルギーテクノシンポジウム」を11月17日に開催した。

・また、CFRPテクノシンポジウムの発展形として、会員制の「KIR-
CFRP懇談会」を8月4日に発足。さらに深掘りしたCFRPに関する研究会・会員相互の情報交換の場として運営、既に第3回の会合を開催。

・CFRPテクノシンポジウムの出口事業としてのCFRPをテーマとした
サポインへの申請は、残念ながら2018年度は不採択。2019年度に再挑戦を行う。

・大阪府「新分野・ニッチ市場参入事業化プロジェクト支援事業」の2017年度の中小企業の事業化支援を継続実施。

・泉大津商工会議所「OZU」プロジェクト
泉大津市の毛織毛布業界の活性化を目指した「OZU」プロジェクト
の支援を同市商工会議所より受託し、活動。今後の進め方の具体的
提案を行った。

・神戸市産業振興財団との協業であるビジネスマッチングは、大阪ガス、
ダイキンのニーズに対する「水素クラスター」企業からのシーズを抽出。
また日立造船のSOFC燃料電池ニーズへの企業からの提案を支援し提示した。

2019年

・「産学連携事業」として進めてきた「テクノシンポジウム」は、水素
エネルギーを取り上げた第2回目を11月7日に開催した。

・また、「KIR-CFRP懇談会」は炭素繊維リサイクル、CFRPの加工特性等について3回の会合を実施した。

・CFRPをテーマとしたサポインへの取り組みは2年目の応募案件が
採択され、この案件の推進のため会員2名を京橋ブリッジ社へ派遣し、
プロジェクト推進に貢献しました。2年目も引き続き推進していきます。

・CFRP関係サポイン事業に関連し、鋼構造物の補修・補強技術の
実施事例の調査事業を受託、実施致しました。

・KIACのサポイン採択企業からのビジネスマッチング事業については、
採択企業にヒアリングも行い、支援を受託しようと活動いたしましたが、受託には至りませんでした。

・門真市中小企業サポート事業では、KRP社が受託した首記事業の運営の
再委託を受け、コーディネータ11名中、KIRは2名の会員が参画し、補助金・マッチング・経営・技術相談・顕彰支援等を1年間行い、全体で109社支援致しました。

・応用科学研究所からの調査事業として、同研究所の保有する超精密計測器を活用した計測サービス事業の検討に係る調査・提言を行いました。

・70歳からの起業支援として、高齢者の働く場を確保する必要があるとの
ことで、KIR会員と機械学会シニア会員を対象に起業アイデアを募集し、
1件の案件を実施・検討中です。

2020年

2019年度末からの新型コロナの対応にWEBミーティング等を取り入れながら活動を継続した1年でした。

・「産学連携事業」として取り組んできたテクノシンポジウムは、水素
エネルギーの第3回目を開催致しました。

・「KIR-CFRP懇談会」は、2020年2月東川氏の逝去の後、後継の体制を
模索しておりましたが2021年3月に第7回懇談会・総会を開催し、金沢工大客員教授である藤井善通氏を懇談会主査とし、その指導の下KIRが事務局を担当する体制とすることに決定し、承認を得ました。

・CFRPをテーマとしたサポインへの取り組みは、各機関の努力があって
2年目の開発目標をほぼ達成することができ、近畿経済産業局より継続可の評価を受け、3年目の研究開発を進めることができることとなりました。

・CFRP関係サポイン事業の調査事業を「リサイクルCFRP製品の市場調査と用途開拓」をテーマに受託・実施しました。

・CNF事業化支援(当法人理事の奥平氏が京都大学で取組んできた)
CNFの事業化支援に取り組みました。内容は環境省CNF調査事業です。

・KIACのビジネスマッチング事業については、個別支援先企業の具体的
課題を把握している事例の情報交換と交流の場として「ブレインサミット」の開催を提案し、計3回のサミットを開催しました。
支援の内容については今後掘り下げた検討を進めていきます。

・門真市中小企業サポート事業では、KRP社が受託した首記事業の運営の
再委託を受け、コーディネータ9名中、KIRは2名の会員が参画し、補助金・マッチング・経営・技術相談・顕彰支援等を1年間行いました。

・70歳からの起業支援として、2019年度より「認知症予防プログラム」
1件の案件を実施中ですがコロナ禍の影響で思うように進んでおりません。
また新たな案件は、2020年度では具体化に至りませんでした。

2021年

新型コロナ感染が第6波まで継続し、引き続き外出を抑制せざるを得ない
なかでの活動となり、前期に引き続きWEBミーティングを主として運営してきましたが、このことは会員の移動の負担軽減や経費圧縮となる一方で、密なコミュニケーションには障害となったため、節目、節目で感染防止策を行った上での対面会議を実施しました。

前年度末に計画した新大阪事務所の閉鎖と、京橋ブリッジ社の事務所内への移転は予定通り5月末に完了、事務局経費を大幅に削減することができました。

・「産学連携事業」として取り組んできたテクノシンポジウムは、CNF
(セルロースナノファイバー)をテーマに開催致しました。

・CFRP関連のサポインが3年目の最終年となり、遠心抄造法によるリサイクルCFRPの用途開拓の調査や、サポイン開発推進の支援を行いました。

・CFRP懇談会では、近畿大学の研究施設見学や熱可塑性CFRPの課題などについての討議を実施致しました。

・企業支援として、補助金の申請支援も含む、中小企業が抱える課題への
支援業務を模索致しましたが、成果を上げるに至りませんでした。
年度後半からは、取り組みテーマごと(水素及び脱炭素、CFRPリサイクル
など)のグループ活動を柱とする方針に変更し、イノベーション支援活動と位置付けて取り組むこととしました。

 

2022年

2022年度は産学連携活動として下記の4テーマに取り組みました。
① ロボティクスに関するテクノシンポジウムの開催、                                                  ② CFRP 懇談会の継続開催、                                                 ③ サポインで取り組んだリサイクルCFRPの実用化の模索、                                                ④ 京大機会系教室との連携                                                                            またイノベーション支援に関する下記の4テーマについてグループ活動を進めました。                                                        ① KIR 発アイデアによるCFRP 新リサイクル法の開発、                                                                           ② 水素エネルギーおよび脱炭素推進、                                                                                           ③ ロボティクス・ものづくり支援、                                                                                                   ④ CNF 実用化の諸活動                                                           更に京橋ブリッジ社からの資金支援による「70 歳からの起業」テーマについても新たなアイデアによる活動を開始しました。産学連携では川崎重工殿全面強力のもとロボットテクノシンポジウムを開催、CFRP 懇談会は3回開催しましたが、リサイクルCFRP 実用化に注力のためいったん終了することとしました。

サポインで取り組んだリサイクルCFRP 開発では、年度途中で経産省による最終評価が「A」であったことがわかり、このことはテーマ申請から、3年間の開発活動終了まで京橋ブリッジ社による全面的ご協力のもと KIR 全体で取り組んだな成果でした。

一方で開発成果の実用化についてはが課題が残った状態でありましたが、新たな協業先と共にリサイクル CFRP の実用化を進めると共に全国的なグループ作り(協議会)を目指すこととしました。機械系教室との連携では所属教官との対話、ヒアリングを始めています。                                                                                   イノベーション支援では、水素・脱炭素推進グループの検討会により営業ツールを新たに作成。 KIR 発アイデアによる新リサイクル法開発では、冷凍解砕による繊維・樹脂分離の確認と特許出願を済ませ、その後、樹脂分離の課題を持つニーズ企業との共同開発へとつながっています。                                                                                                                        中小企業支援ではサポイン開発の経験を活かし、スカイリンクテクノロジー社の Go-Tech 事業の事務局業務を受託、また、過去に大阪府ニッチ事業で支援したサンコー技研の新技術。新製品拡販支援を新たに開始しました。                                                         70歳からの起業支援でh「ろうろう(郎老)ライフサポート」PJと銘打って、高齢者用の安全・安心モビリティの開発を2025年万博や神戸兵庫の津まちづくりと結びつける活動を進めています。

2023年

2023年度は、①産学連携活動、②イノベーション支援活動、③中小企業支援、④企業支援を4つの柱として進めた。

・第2回目のロボットテクノシンポジウム開催。
・冷凍解砕によるCFRPリサイクル技術の応用。
・リサイクルCFRPの用途開発(RC 床版補修補強用途の開始。

以上