第1回CNF(セルロースナノファイバー)テクノシンポジウムを開催しました!

 京都イノベーション・リソース(KIR)は2018年度から2020年度にかけて、『水素エネルギー』をテーマに3回の「水素エネルギーテクノシンポジウム」を開催してまいりました。

 この経験を踏まえ、2021年度は近年環境対応材料として関心を集めている『CNF(セルロースナノファイバー)』をテーマに選定し、本テーマに先駆的に取り組んでおられる京都大学生存圏研究所の御協力を得て、第1回CNFテクノシンポジウムを開催することとしました。

講師は京都大学生存圏研究所の矢野教授を初めとして、本テーマに関わる第一線の専門家にお願いし、CNFの材料特性、製造プロセス、自動車部材等への実用化検討、さらにCNF材料を核とした温室効果ガス削減戦略について紹介しました。なお、2021年も新型コロナの感染が続いていたため、京都大学宇治キャンパスでの会場開催とWEB方式の併用としました。会場の御提供と共に、WEB方式での講演で大変お世話をいただいた京都大学生存圏研究所矢野研究室の皆様に厚く御礼を申し上げます。

当日は企業の関係者を主体に、会場参加で25名(講師4名を含む)、WEB参加で31名の合計56名の方がた(KIR会員12名を含む)にご参加をいただき、講演後の質疑応答でも活発な討論がなされました。

 参加者のアンケートは、会場参加者に加えて事後にWEB参加者からも提出していただきました(回収率:86.5%)。その結果は、シンポジウム全体としては概ね「大変満足」または「満足」で非常に勉強になったという感想であり、各講演についても同様に、概ね「満足」以上の評価をいただきました。また今回も会場参加者に対して、矢野研究室のCNF製造プロセス(京都プロセス)と環境省NCVプロジェクトのコンセプトカーの見学を実施しましたがこれも好評でした。さらに、今後のシンポジウムについても大多数の方から「参加したい」との回答をいただきました。

KIRは今後も皆様に役立つシンポジウムの開催を目指して努力していきます。

 以下に、今回の内容を報告します。

日時:  2021年11月19日(金)13:00~17:30

場所:  京都大学 生存圏研究所 綜合実験棟 5階 HW502室 および WEB講演会

テーマ: 『CNF(セルロースナノファイバー)』

基調講演 「セルロースナノファイバー ー 温室効果ガス・ゼロエミッションへの戦略 ー」

      矢野 浩之 氏 (京都大学 生存圏研究所 教授)

技術講演1「CNFを活かしたクルマづくり

 ー ナノセルロースヴィークル(NCV)プロジェクトの成果 ー」

      臼杵 有光 氏 (京都大学 生存圏研究所 特任教授)

技術講演2「京都プロセスにより作成したCNF強化プラスチックの様々な特性」

      仙波 健 氏  ([地独]京都市産業技術研究所 高分子系チーム 主任研究員)

技術講演3「CNF強化ポリアミド樹脂の3Dプリンター成形」

      奥平 有三 氏 (京都大学 生存圏研究所 非常勤研究員)

質疑応答・ディスカッション

見学会   CNF製造プロセス(京都プロセス)、および環境省NCVプロジェクト:コンセプトカー 

【結果】

・参加者総数 56名(講師4名含む)

  企業・公設機関他 ; 30社・2団体・大学他 2   40名( 24 )

  講演者      ; 1大学・1地独法人      4名

  KIRメンバー   ;                12名( 7 )

                           *カッコ内は、WEB参加者数

*懇親会は実施しなかった。                                                                             以上