2022年10月21日に第1回ロボットテクノシンポジウムを開催しました!

第1回ロボットテクノシンポジウムを開催しました!    

 京都イノベーション・リソース(KIR)は2018年度から2020年度にかけて、『水素エネルギー』を

テーマに3回の「水素エネルギーテクノシンポジウム」を開催してまいりました。

 また、2021年度は、『CNF(セルロースナノファイバー)』をテーマに、京都大学宇治キャンパス

の生存圏研究所において第1回CNFテクノシンポジウムを開催しました。

 2022年度は一転してロボティックスに焦点を当て、『ロボットテクノシンポジウム』を開催する

ことにしました。

我が国の現状は労働人口の減少やIoT社会の進展の中で、様々な社会課題の解決のためにロボットに

対する期待が高まっています。

 そこで、産業用ロボットの日本における先駆者である川崎重工業(株)様の御協力をいただき、同社

の西神戸工場においてリアルで第1回ロボットテクノシンポジウム開催致しました。

講師は近畿経済産業局次世代産業・情報政策課の黒木課長を初めとして、立命館大学の川村特別招聘

研究教授、川崎重工業の高木ロボットディビジョン長といった本テーマに関わる第一線の専門家に

お願いし、本技術の基本や最近の技術開発動向と課題、実用化の状況などを具体的に分かり易く

説明していただきました。

 会場の御提供と共に、運営に御協力いただきました川崎重工業様の関係者に厚く御礼を申し上げます。

当日はコロナ対策のため着席人数を制限しましたが、企業の関係者を主体に総計30名の方々

(講師2名、KIR会員6名を含む)にご参加をいただき、講演後の質疑応答でも活発な討論がなされました。

参加者のアンケートは、外部の方は全員提出していただき回収率は92.9%でした。

その結果は、シンポジウム全体としては概ね「大変満足」または「満足」で非常に有意義であったと

いう感想であり、各講演についても同様に概ね「満足」以上の評価をいただきました。

 また、今回も見学会として川重様の立派な“ロボットショールーム”を見学させて頂きましたが、

特にこれは好評でした。

 さらに、今後のシンポジウムについても大多数の方から「参加したい」との回答をいただきました。

 KIRは今後も皆様に役立つシンポジウムの開催を目指して努力していきます。

 

以下に、今回の内容を報告します。

日時:  2022年10月21日(金)13:00~17:15

場所:  川崎重工業株式会社 西神戸工場 ロボット第1工場  2階 会議室

テーマ: 『ロボティクスによる社会課題への対応』

招待講演 「中小製造業のスマート化支援(ロボット導入支援)に向けた取組みついて」

      黒木 啓良 氏 (近畿経済産業局 地域経済部 次世代産業・情報政策課 課長)

基調講演 「ロボット研究から事業化の来し方行く末を考える」

      川村 貞夫 氏 (立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 

機構長代理 特別招聘研究教授、株式会社チトセロボティクス 副社長)

技術講演 「社会課題を解決するロボット技術を用いた新たなソリューション提案」

      高木 登 氏  (川崎重工業株式会社 精密機械・ロボットカンパニー 

               ロボットディビジョン長  執行役員)

見学会  川崎重工業株式会社 西神戸工場 ロボットショールーム

質疑応答・ディスカッション

【結果】

・参加者総数 30名(講師2名含む、講師1名はビデオ出演のため除く)

  企業・NPO法人他 ; 12社・4団体・OB他 2   22名

  講演者      ; 1官庁・1大学・1企業    3名

  KIRメンバー   ;                6名

 

 

懇親会は実施しなかった。

以上